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掲載記事 Lighthouse Nov.1, 2000 より抜粋

「特集」試験管からデザイナーベビーへ

アメリカ不妊治療の現在(いま)


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代理母出産で最低1千万円 負担大きい渡米治療

このように、日本に暮らす不妊夫婦も、アメリカであれば卵子提供、代理母による妊娠、出産が可能だ。しかし、治療のためには最低2度、渡米しなければならず、時間的な犠牲は大きい。また、渡航費、滞在費、治療費、そして卵子提供者や代理母への謝礼などを含めると、莫大な費用がかかるのも事実だ。「費用は個別のケースで大きく違ってくるのですが、卵子提供出産の場合で最低5百万円、代理母出産の場合で1千万円は必要です。しかも、治療を受ければ必ず妊娠するというわけではありません。成功率は高いとは言え、4割程度。 時間的、金銭的犠牲を払っても、望み道り子供が持てるという保証はどこにもないのです。」(川田さん)

日本で卵子提供、代理母出産が認められれば、金銭的、時間的な負担は大幅に軽減される。そのため、日本では卵子提供プログラムと代理母出産の解禁を望む声が日増しに高まっているという。不妊夫婦の声と深刻化する少子化問題を受け、最近、日本産婦人科学会は遂に「条件つきで卵子提供プログラムによる妊娠、出産を認める」という見解を発表した。日本の不妊夫婦にとっては、大きな前進と言える。

しかし、日本でアメリカと同様の卵子提供プログラムが実施されるには、少なくとも10年は必要だというのが川田さんの見方だ。理由は医療技術ではなくインフラである。「技術面の整備、医師や看護婦の教育にはそれほど時間はかからないと思います。問題は卵子提供者をいかに募るか、提供者と不妊夫婦の間のトラブルを回避するための法整備をどうするか、また提供者、不妊患者共に必須なカウンセリングを誰がどのように提供するのか、といったことでしょう。特に深刻なのは、卵子提供者が本当に集まるのか、ということだと思います」

IFCにも「卵子を提供したい」という日本人女性からの申し出は多々あるという。しかし、そのほとんどは、卵子提供を献血と同程度のものと捉えていると川田さんは話す。卵子提供には最低でも3ヶ月を要すること、副作用を伴うホルモン剤をはじめとする薬品の投与、婦人科での内診が必要なことを理解している人はほとんどいないというのだ。「婦人科で定期検診を受けるという習慣が根付いていないことも大きいですね。『内診が必要です』と話すと、皆さん急にしり込みしてしまうんです」と川田さんは言う。

(中略)

また、これまで数えきれないほどの不妊夫婦を見てきた前出の川田さんは以下のように語る。「デザイナーベビーだ、遺伝子操作だと世間は何かにつけて不妊治療の問題点を指摘しますが、最先端の医療を使って理想の子供を作りたい、という夫婦に私は1度も会ったことはありません。卵子提供者の選定時に皆さんが望まれるのは、奥様に似た女性であるということ。容姿や知能指数をうんぬんされる方は、実際にはいません。彼らは優れた子供を持ちたいのではなく、家族を欲しがっているだけなんです」

医学者たちのたゆまぬ努力の結果、不妊に悩む夫婦の未来に明るい光が射し始めた。かつては不可能だった治療が可能になったことで、今日もまた新しい生命が誕生している。しかし、命の創造という人類にとって根源的な事柄を人間自身がコントロールできるようになったことで、新たな問題が噴出したことも事実である。21世紀の生殖医学がめざすものは何なのか。我々はどこまで神の技を手にしてよいのか。新しい世紀の幕開けを目前に突き付けられた問題は大きい。

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